世界の野生ネコ

学研から出版された猫科どうぶつの写真集です。私は動物が好きでその中でも特に好きなのが猫科です。最近猫ブームになっていますが、私としては猫「科」ブームが来て欲しいと思っています。書店に行くと動物の写真集は以前よりだいぶ増えたように思います。幼少期に読んでいた図鑑は当時の自分にとっては大きくて重いものが多かったように思います。しかしこの本は片手を広げたくらいの大きさで非常にコンパクトです。この点も気にいってます。こういったサイズの動物写真集は多く書店で目にしてきたのですが、猫科の本というものは中々なかったので出版されたときとても嬉しかったです。ページを開いてすぐにある世界地図には猫科がどのくらい分布されているのかが描かれています。それがほとんどのところに生息しているということなのです。また猫科動物の起源は6000万年前であり、現在の猫科の種は1200万年前に現れたそうで、こういった猫科の歴史やどのように系統が分かれたのかも載っています。しかし小難しく書かれているわけではなくて、ちょっとした補足のようになっているので濃い勉強をしたい方向けではないですが、入門者には取っ付きやすくて楽しいと思います。私が特に気に入っているのはカラカルとサーバルキャットです。以前からテレビ番組などでこの動物のことは知っていたのですが、この本を読んでから実物に会いたいと思い動物園に行ったこともあります。だいたいの大きさは書かれているのですが、実物を見るとまた感慨深いものがあります。ここに載っている猫科をできれば全て実際に見てみたいのですが、日本でそれはできないところが残念です。猫科だけでも全38種もいるそうで、これだけの種類を撮影して写真としておさめられたのはすごいことだと思います。写真は全身、顔のアップが多いので本は小さいですが各ページに迫力があります。この本の中で今まで全く知らなくて気になったのがマヌルネコという猫科の動物でも最も古い時代と関係がある猫です。老人のような顔つきでまるっとした形はシャープなイメージの猫とは違って不思議な存在感があります。この猫について調べたら上野動物園にいるそうなので今度見に行こうと思っています。このようにコンパクトで読みやすく、興味を持ったら実際に動物園に訪れてみるというのが趣味になっています。このサイズなら子供も読みやすいですし、とても良い本だと思います。ずっと猫科だけの本が欲しかったので良かったです。